作詞家でAKB48グループ総合プロデューサーの秋元康氏(57)がこれまで作詞したシングルの総売り上げ枚数が、1億枚を突破したことが9日、分かった。オリコンデーリーシングルランキングで、この日発売されたAKB48の新曲「唇にBe My Baby」が81・3万枚を記録し、大台を超えた。同時にAKB48も、歴代アーティストの中でシングル総売り上げ枚数1位となった。
もはや異次元の、前人未到の大台に到達した。この日「唇にBe My Baby」の81・3万枚を加え、秋元氏が作詞したシングルの総売り上げ枚数は、約1億22万6000枚となった。13年2月28日に総売り上げ6831・9万枚となり、故・阿久悠さんを超えて「作詞家歴代日本一」となったが、そこからさらにハイペースで数字を積み重ねた。
81年10月、THE ALFEE「通り雨」のB面曲「言葉にしたくない天気」で作詞家デビューして以来34年間、美空ひばりさんの「川の流れのように」、とんねるずの「ガラガラヘビがやってくる」などヒット曲を次々と世に送り出してきた。85年2月発売の菊池桃子「卒業-GRADUATION-」で初の首位を獲得して以降、作詞シングルのオリコン週間首位獲得数は通算129作で、こちらも歴代1位だ。
中でも、前日8日に劇場デビュー10周年を迎え、全ての楽曲で作詞を手掛けているAKB48の存在は大きかった。「唇にBe My Baby」の初日売り上げ81・3万枚を加え、シングル総売り上げは3615・8万枚に。これまでシングル総売り上げ1位だったB’zの3580・9万枚を上回り、ソロ、グループ含めて歴代アーティストの中でトップに躍り出た。秋元氏の総売り上げの36・1%を占め、総合プロデューサーでもある「恩師」の大台到達に貢献した。
秋元氏は「時代を映す流行歌を書き続けたのは、そこに聴いてくださるみなさんがいたからです。これからも、みなさんの“思い出の目次”になるような詞を書き続けたいと思います」とコメントした。来年3月でAKB48を卒業する高橋みなみ(24)も「秋元先生、おめでとうございます」と祝福。AKB48がシングル総売り上げ1位になったことを受けて、「10周年のまさにそのタイミングでこのような偉業を達成できたことは本当にファンのみなさんのおかげです」と感謝していた。


