NMB48の山本彩(23)が26日、大阪・NMB48劇場のチームN公演「ここにだって天使はいる」に出演し、同劇場で「生誕祭」が行われた。

 メンバーからの寄せ書き、ファンからの花束、誕生ケーキを受け取った山本は「今年は作詞もやりたい。音楽をやりたいと言い続けて3年。今年は形にできないでいることをしたい」。目標のライブハウスツアー実現へ向けて、23歳の誓いを口にした。

 8月9日に卒業公演を控える盟友・渡辺美優紀(22)に贈った「今ならば」では、初の作曲楽曲を世に送り出したが、もともとの夢はシンガー・ソングライター。作詞もすでに手がけており「1カ月に3曲ほど作っている」と言い、夢へ向かって歩を進めている日々を明らかにした。

 「22歳は自信がなかったけど、23歳の今年は、皆さんの応援のおかげで少しずつ、自信が出てきた」と照れたように笑った。

 今年、自己最高4位に入った選抜総選挙にもふれ「今まで、総選挙にはなかなか前向きになれないでいたけど、今年は、もう最後にして、すがすがしく(総選挙までの闘いを)終われたらいいなと思っていた」とも告白。「23歳も日進月歩、親孝行、ファン孝行をしていきたいと思います」と、支えてくれた家族、仲間、ファンへの“孝行”も誓った。

 この日は、渡辺からの手紙を上西恵が、山本の長兄からの手紙を吉田朱里と、ともに同期の1期生が代読。涙も見せず、真剣な表情で聞き入る山本の姿に、なぜか同じく同期の岸野里香が涙。生誕祭の進行役を務める予定だった岸野は、思わず「(上西)恵ちゃん(進行)やって!」。これに山本が「何よ! さっき『今日は私が進行やんねん』って言ってたやん」とつっこみ、しんみりムードを、チームワークで和やかな笑いに変えた。

 山本は、10年10月の結成時からキャプテンとして、グループをけん引。4月に盟友の渡辺美優紀(22)が卒業を発表すると、山本はAKB48との兼任解除を申し入れNMB48に専任。今年の選抜総選挙は自己最高4位。今月14日にグループ加入後、6回目の誕生日を迎えていた。