瀬戸内7県を拠点に活動するSTU48が15日、東京・日本武道館で新春コンサートを開催した。同所で初の単独公演となった。

昨年2月以降、コロナ禍で公演や握手会やイベントが次々と中止や延期に。東京でのステージは、11カ月ぶり。冒頭、キャプテン今村美月(20)が「始まりました、ぶどうか~ん! 今日は皆さんと一緒にこの日を迎えられて、すごくうれしいです。最高の1日にしましょう!」と叫び、拍手を浴びた。

今村は「武道館の景色はすごいね! こんなにすてきなステージに立たせていただけるなんて、すごくびっくりです」と大興奮。感染予防を徹底し、約4000人の観客は声援の代わりにペンライトやうちわを振っており、瀧野由美子(23)は「熱気がめちゃくちゃ伝わってきます。ありがとうございます!」と感謝した。

中盤には、藪下楓(20)が「皆さんがどんな状況でも私たちを応援してくださっていることがうれしいですし、本当に力になっているので、その力を胸に、これからももっと頑張っていきたいと思います!」と感謝した。また、6枚目シングル「独り言で語るくらいなら」(2月17日発売)を初披露し、石田千穂(18)が新センターを務めることが明らかになった。

終盤、AKB48を兼任する岡田奈々(23)が誕生日を祝われ、今村からのメッセージを聞いて泣くシーンも。3月13日にメンバー総出演の4周年コンサートを広島サンプラザホールで開催することも発表された。

瀧野は「活動を始めて4年、やっと武道館という大きな舞台に立つことができました。道のりは坂道ばっかりで、うまくいかないことばっかりのグループだったのかなって思いますけど、支えてくださった皆さんのおかげでステージに立つことができました。これからも初心を忘れずに頑張っていきたいと思います」と誓った。その上で「ここがゴールじゃなくて、もっともっと上を目指してもいいのかなって思うので、私たちと一緒に、夢の続きを追い掛けていただければと思います!」と呼び掛けた。