EXILEらが所属のLDHが展開するスクール「EXPG STUDIO」(以下EXPG)とコラボした紙上ダンスレッスン第13回からは、新たにEXPGオンラインでもおなじみのU-GE(ユゲ)氏が登場し、さらにヒップホップダンスの基礎を学んでいきます。今回は「バウンス」の前編です。【取材・構成=大友陽平、浦部歩、撮影=足立雅史】

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はじめまして、U-GE(ユゲ)です! 現在はEXPG STUDIO東京校でインストラクターをしています。今回から、改めてヒップホップの基本的なステップやリズムの取り方について、学んでいきましょう。

ダンスはまず何より楽しむことが大切です。体を動かして、音楽とリンクする感覚を楽しめるようになると、上達も早くなります。そのためにも、反復練習が必要になります。最初は体の動きがハマっている感じがせずに違和感があったとしても、やり続けているとコツみたいなものをつかめる瞬間が必ずやって来ます。勉強と一緒で、自分の得意な形を見つけることが大事です。たくさん練習しましょうね。


さて今回は「バウンス」という基本的なリズムを練習しましょう。まずは、直立した状態から(写真1)、リズムに合わせて体を縦に、ひざでしっかり曲げて、まっすぐ腰を落として(写真2)、ひざを伸ばして元の位置に戻ります(写真3)。カウント(拍子)は、ひざを曲げて腰を落とした時が「ワン」で、伸ばした時は「エン(エンド)」になります。

ここで1度、エンドカウントをおさらいしましょう。例えば1から8までカウントする時に、1、2、3、4の部分、つまり拍の表側でリズムをとるのが「オンカウント」。エンドカウントは、オンカウントとオンカウントの間にある拍子のことです。繰り返すと、バウンスは「ワン、エン、ツー、エン」のワン、ツーの部分でひざを曲げて、エンの部分で伸ばします。


この時に注意したいのは、腰の位置をキープして真下に落とすイメージを持つことです(写真正)。少し足がグラつきやすいですけど、腰が抜けてしまうような姿勢(写真誤)にならないように、気をつけましょうね。この動きを安定して出来るようになったら、ステップを踏んでいきましょう。続きは、次回に!

◆U-GE(ユゲ)神奈川県出身。幼少期から黒人音楽に陶酔し、“Afroholic”(アフロヘアの男の意)として育つ。97年、ダンスチーム「Mo’ Paradice(モーパラダイス)」の創設メンバーで、「J.S.B.Underground」にも在籍。ヒップホップ・ダンスシーン全盛期からカリスマ的存在として、シーンをリードしてきた。数々のアーティストのバックダンサーや振り付けを手掛け、現在はEXPG東京校に勤務。スクール以外にも、LDHの社会貢献活動に参加し、子供たちへのダンス指導に努めている。