ジャニーズ事務所のプレミアムナイトが10月23日にあった。総帥であるジャニーズ喜多川さんの84歳の誕生日会が都内で行われたもので、ジャニーさんは帝劇公演「ジャニーズ・ワールド」のリハーサル後、タレントたちに連れられて会場に入った。事務所スタッフはまったくおらず、タレントだけが参加した。

 会をお膳立てしたのは滝沢秀明で、ジャニーさんは「滝沢が(店の)入り口でガードマンみたくに立っているんですよ」と明かした。近藤真彦、東山紀之、中居正広、新婚の国分太一、番組収録後に駆けつけた嵐から、若手のSexy Zoneまで約100人の所属タレントが顔をそろえた。奥さんや子供など家族連れもいた。欠席した木村拓哉も電話でお祝いしたという。「感動したね。事務所を始めた当時は、芸能界は下に見られていたので、芸能界の地位を向上させないといけないと思って努力してきた。この子たちも立派に成長してきたし、感慨深いものがあった」。

 これまでに数多くのタレントを世に送り出した。「マッチ(近藤)が『このおじちゃんは怖かったんだよ。今は柔らかく、丸くなっているけど』と言っていたし、SMAPも『怖い』と言うけど、僕は記憶にない。必死のあまり、怒鳴ったりすることもあっただろうけどね」。超豪華なメンバーに出席者から「(参加者の出演料の合計は)いくらになると思う?」と冗談も飛んだという。「20分で帰るつもりだったけど、3時間いました。楽しい会話があって、夢があった」とうれしそうに振り返った。

 会では近藤や東山から「絶対、何があってもジャニーさんへの感謝を忘れちゃいけないんだ」と後輩たちに向けた言葉もあったという。ジャニーさんによると、あえて写真もビデオも撮らなかった。半世紀にわたり男性アイドルを育ててきたジャニーさんには中傷ともいえる雑音も多かった。この日ばかりは苦楽をともしたタレントたちと過ごした幸せな3時間だった。【林尚之】