タレント伊集院光(48)が、窃盗と建造物侵入の疑いで警視庁に逮捕されたキングオブコメディの高橋健一容疑者(44)を痴漢冤罪騒ぎの際に擁護したことに、反省を示した。

 高橋容疑者は07年7月に満員電車で痴漢をしたとして逮捕されたが、その際に伊集院はラジオ番組で、「僕は話をする仕事だから、話を通じて、この人はこういう性格というのを受け取れているつもりだし、その能力に自信がなかったらこういう仕事はしていないんだけど、高橋がやるとは思えない。まったくそれを感じない」と番組で何度も共演している高橋容疑者をかばっていた。

 高橋容疑者は同年12月に不起訴処分となったが、今回の逮捕で伊集院を裏切る形となった。伊集院は28日深夜放送のラジオ番組「伊集院光 深夜の馬鹿力」冒頭で、「この現状で振り返れば、とてもみっともなくて、間抜けで、恥ずかしくて、反省すべきことに今なっています」「今思えば、とてもみっともない結果になりました」と真摯な口調で自身の過去の発言について語った。

 自ら8年前の発言に言及した理由を、伊集院は「僕がラジオをやり続けていいって、僕に対して思えるかどうかは、このことを喋ることだと思ってます」「間違った、自分は無様だということをきちんと話すことだと思っています」と明かす。自分には人を見る目が備わっているという思いを考え直すとして、自身が高橋容疑者を擁護したことを許せない人々に「いつか許していただけるような形の喋りをできるようになりたい」と話した。