広末涼子(35)が7日、都内で、主演するフジテレビ系ドラマ「ナオミとカナコ」(14日スタート、木曜午後10時)の会見に、共演の内田有紀、吉田羊、高畑淳子、佐藤隆太と出席した。

 夫の暴力に苦しむ親友(内田)を救うため、親友と一緒にその夫を殺害する完全犯罪を計画する女性を描くサスペンス。

 広末は「殺人という難しいテーマに挑むけど、バイオレンスに描いたり、シリアスにするだけでなく、日常の小さな葛藤を繊細に描き、心理描写をしっかりさせて背景を描くことで、皆さんに緊張感のあるサスペンスを提供できると思い、チャレンジしています」とあいさつした。

 演じるのは独身のキャリアウーマン。広末は「最近は母親役や家庭的な役が続いていたので、今回は家庭のイメージを感じさせない女性にしたいと思い、声を低くすることを心がけています」。役と自分との共通点には「正義感と行動力。友人を守りたいという正義感が似ているので演じやすい」と紹介した。

 広末は最近、ワイドショーで、夫に不満を持つ妻が約8割いて、仕返しをした経験のある人も3割いたというアンケート結果を見たという。「お弁当に輪ゴムを入れたという人がいました。そんな思いをしている人はスカッとするかも」と話した。

 一方、夫の暴力に苦しむおとなしい妻を演じる内田は「毎日、息の詰まるシーンの撮影の連続。家に帰ってお風呂に入って久しぶりに声を出しました。『ああ、終わった』と」と明かした。DVも描かれる作品。人間関係で譲れないことを「自己中心的な人。すてきなことを押しつけず、共有できる人といられたらいい」と語った。

 DV夫の姉を演じる吉田は「せりふの内容がきついので、自分が本来持つ意地の悪さが顔を出すかも」と苦笑いした。

 高畑は殺人を計画する2人を応援する中国人役で「殺しなさい」というせりふがある。高畑は「歩きながらも『殺しなさい』とぶつぶつ言ってしまい、変な人に思われているかも」。佐藤はDV夫と、優しい不法滞在者の中国人の2役。「夫の役で僕の世間のイメージをドン底まで落とし、その分、優しい中国人で取り戻します」と笑った。