大相撲元横綱千代の富士の九重親方の訃報に、各界の友人も悲しんだ。同じ北海道出身の細川たかし(66)は動揺のあまりに絶句した。

 35年以上の交友関係があった細川はこの日、偶然にも北海道に滞在していたが、関係者から電話で伝え聞くと「ちょっと待てよ。そんなバカな…。それ、本当なのか」と言った後、続く言葉が出なかった。しばらくして「この年になれば、誰が亡くなってもそれほど驚かないもんだけど、親方は信じられんぞ」と言って在りし日の姿を思い浮かべた。

 九重親方の現役時代、三役に昇進した80年ごろに、同郷ということもあって知り合った。世界は違うが、ともに屈指の大酒豪。すぐに意気投合して、東京・銀座などで酒を酌み交わしたという。「若い時から『お互いに北海道の田舎から出てきた者同士、なめられんよう、頑張らにゃいかん』と励まし合ったな」と懐かしんだ。