来年2017年2月に開催される第89回アカデミー賞の授賞式。作品賞受賞が有力視される作品を今のうちにチェックしておこう。

 ■「ラ・ラ・ランド」(2017年2月24日日本公開)

 28歳にして「セッション」で数々の賞レースを賑わせ、世界中をとりこにした新進気鋭のデイミアン・チャゼル監督の最新作。女優を目指すミア(エマ・ストーン)とジャズピアニスト(ライアン・ゴズリング)の関係がロマンチックに描かれる。トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞し、早くもアカデミー賞の大本命との声も。

 ■「メッセージ」(2017年5月日本公開)

 「ブレードランナー」の続編を手掛けるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、カルト的人気を誇る短編小説「あなたの人生の物語」を映画化。突如地上に降り立った巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意思の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者、“彼ら”が人類にを伝えようとしているのかを探っていく様子が描かれる。こちらも批評家からの前評判が非常に高い作品だ。

 ■「Jackie」(原題、12月2日全米公開予定)

 女優のナタリー・ポートマンが、ジョン・F・ケネディ元大統領の妻ジャッキーを熱演していることで話題の作品。ジャッキーはファッションアイコンとしても知られており、今も絶大な人気を誇る女性。映画ではケネディ大統領暗殺事件が彼女の人生を変えていく様子が描かれている。2010年の映画「ブラック・スワン」でアカデミー賞主演女優賞を受賞しているナタリーの演技は、この作品でも称賛を集めている。

 ■「ハドソン川の奇跡」(公開中)

 アカデミー作品賞とアカデミー監督賞を2度受賞しているクリント・イーストウッド監督の最新作。航空旅客機史上最大の非常事態の中、制御不能となった飛行機をハドソン川に不時着させ、“全員生存”という驚愕(きょうがく)の生還劇に隠された真実が描かれる。アカデミー賞好みの作品と考えられ、受賞の可能性も高そうだ。

 この他には、戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の「沈黙」をマーティン・スコセッシ監督が映画化した「沈黙-サイレンス-」(2017年日本公開)、映画祭で絶賛を集めているケイシー・アフレック主演作「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(11月18日全米公開)、ブラッド・ピットの制作会社による「Moonlight」(全米公開中)などが作品賞の受賞を有力視されている。【ハリウッドニュース編集部】