お笑いコンビ、オリエンタルラジオの中田敦彦(34)が、チケット転売問題に自ら乗り出した。

 中田は15日、「転売屋の餌食にされた!」とブログを更新。22日にルミネtheよしもとで開催するオリエンタルラジオのお笑いライブについて、「80枚ものチケットが高額で転売されています!」とファンから報告を受けたことを明かした。

 先行販売での予約チケットの数が普段より多いわりに、常連客が落選を嘆いていたことから、中田も違和感を覚えてはいたらしい。中田は、音楽業界がチケット転売に本格的に取り組み始めたため、転売屋が今度はお笑い業界に目をつけたのではないかと推察した。

 所属事務所のよしもとクリエイティブ・エージェンシーに相談しても「こちらとしては取るべき対策が思いつかない。お客さんに高額転売チケットの不買を訴えるしかない」という回答だったとのこと。中田は「消極的な対応だ。しかし事務所はただのエージェントであって、我々タレントはいつだって唯一の経営者だ。我々の仕事は自分自身で守るしかない。そう切り替えた」とつづる。転売チケットの不買と通報をファンに呼びかけるも、芳しい効果は得られなかったことを明かした。

 中田は「この世界はいつだってグレーだ。それを全て是正することはできない。転売されたチケットはもうしょうがない。しかし次のライブは、絶対に転売屋が介入できない仕組みを作る」と宣言する。そして、次回のライブでは、転売しやすい「チケットよしもと」ではなく「ピーティックス」でチケット販売を行い、QRコードによる電子チケットを導入すると発表。

 「チケットよしもと」以外の販売プラットフォームを使うことについて、事務所は「チケット前例が無いので確認に時間がかかる。おそらく無理」と消極的な態度を示したそうだが、中田は「なら、自分たちで立ち上げる。それがこのライブだ。このライブで、テクノロジーによる勝利宣言をしたい。結果はその日明らかになるだろう」と勇ましくつづっている。