俳優の坂上忍(50)が、亡くなった小林麻央さん(享年34)の姉でフリーアナウンサーの小林麻耶(37)から“最後の家族旅行”のため番組を休みたいとの申し出を受けていたことを明かした。

 坂上は27日放送のフジテレビ系「バイキング」で、麻央さんの闘病を支えていた麻耶が16年5月、同番組の生放送中に体調不良で退席した日の放送前に楽屋に来て「8月に1週間休みを欲しい」と嘆願されていたことを明かした。

 坂上は休みを許可する権限がないと断ったが、麻耶の休みを許可してあげて欲しいという嘆願書は書いて渡したという。麻耶は喜んで楽屋を出ていったが、「理由も言わないでこういうお願いをするのはひきょうだと思って」とすぐに戻り、「8月、家族で旅行したい。もしかしたらそれが最後の旅行になるかもしれない」と、涙を流しながら休暇を取る理由を明かしたという。

 麻央さんのがん公表前だったことで、坂上もパニックに陥っていたと振り返り、「後悔してるのは、よりによって『麻耶ちゃんを死んでも休ませてあげてください』って書いちゃった。頭も回ってなくて……」と沈痛な面持ちで語った。