介護福祉士の仕事にスポットを当てた映画「ケアニン~あなたでよかった~」(鈴木浩介監督)が22日に初日を迎え、東京・丸の内TOEIで舞台あいさつが行われた。

 「ケアニン」とは、介護、看護、医療、リハビリなど人の“ケア”に関わり、自らの仕事に誇りと愛情、情熱をもって働いている人を表す造語。新人介護福祉士を主人公に、働くことの意味や人、地域のつながりの尊さを描いたハートフルな作品。

 主演の戸塚純貴(25)は、新人介護士を演じるにあたり、実際の介護福祉施設を訪れた。「介護は『仕事が忙しいから預ける』みたいな、窮屈なイメージだったけど、ガラッと前向きなイメージに変わりました」と心境の変化を明かした。

 公開初日のこの日は、戸塚の25歳の誕生日で「偶然なのか、プロデューサーさんの粋な計らいなのか」とうれしそう。ケーキと花束に加えて、主題歌を担当した香川裕光からバースデーソングの弾き語りをプレゼントされて、「ありがとうございます、おめでとうございます、ありがとうございます」と笑顔で応えた。