NHKは21日、50代医師との不倫を認めた斉藤由貴(51)が、来年の大河ドラマ「西郷どん」の出演を辞退したと発表した。同局は「所属事務所から本日、出演を辞退したいという申し出がありました。これを受けて検討し、予定通り、ご出演をいただくのは難しいと判断し、出演者を変更することにしました」と説明した。

 作品は鈴木亮平(34)が演じる西郷隆盛が主人公。斉藤は、のちに13代将軍徳川家定に嫁ぐ篤姫の教育係である幾島(いくしま)を演じる予定だった。収録は11月から始まるが、同局は「今後、早急に出演者の選考を進めます」としている。

 前日20日の定例放送総局長会見で、斉藤が初回のゲストとして収録したBSプレミアム「ザ・プロファイラー」(10月5日スタート、木曜午後9時)の内容を差し替え、第7回分を放送すると発表していた。不倫騒動の渦中にある斉藤が、一社会人として自分の考えを述べる内容に同局側が難色を示した。一方で俳優として演技をする大河ドラマは変更ないとしていた。斉藤は同局Eテレ「高校講座 物理基礎」(水曜午後2時20分)に出演中だが全40回の大半を収録済み。当面予定通り放送するとしている。