ASKAが稲垣、草なぎ、香取のネット生出演に持論

 歌手ASKA(59)が30日、インターネットテレビ局Abema(アベマ)TVの新番組「逆指名インタビュー」に出演し、同局で11月2日~5日に放送される「72時間ホンネテレビ」に元SMAPの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)が生出演することについて持論を展開した。

 ASKAは、自ら逆指名したプロインタビュアーの吉田豪氏から「元SMAPの3人が『新しい地図』として、そんなに地上波メインじゃなくても芸能活動を続けていける時代になった。Abemaもそう。どう見ていますか?」と聞かれ、次のように答えた。

 ASKA 比重はテレビなんだけれども…実のところ、シーンを食っているのはどこかというと、見たいものにアクセスするという行動を起こさせてしまう、ネットの力って大きいと思う。音楽番組なんていうのも、そういうところに来ていて。もちろん、大衆に自分の音楽を聴いてもらうのはテレビなんだろうけれど、本当に心を打っていく、刺していく歌となっていくには、見たいと思う人の気持ちに応えていく…オンリーワンの時代。そういう意味では、AbemaTVの枠の中で、僕が初回に選んでいただいたことは、すごく光栄。これからネット音楽番組が台頭していくんじゃないかと2、3日前にしゃべった矢先だったので、番組の中身を聞かずにやろうと。逆指名インタビューというのは後で聞いた話。

 ASKAは吉田氏のインタビューの前に放送された、ボクシングの元3階級制覇王者の亀田興毅氏とのインタビューの中でも「いろんなことが変革期に入っている。今までの音楽業界のスタイルを続けたら…音楽がサービス業みたいな見え方になっている。音楽はサービス業じゃないから、変えなきゃいけないと考えている。テレビとネットに差がなくなり、興味(を引く力)はネットが強い。知りたいことに、自分から進んでアクセスするから、いろいろなことが変わっていく」などとネット社会について熱く語っていた。

 ASKA氏は<1>取材を受けるゲストがインタビュアーを逆指名する<2>その代わりに、質問には全て答える<3>発言をありのまま伝えるため、極力編集せずそのまま放送する、という番組の条件をのむ代わりに、出演の唯一の条件として「歌をフルサイズで歌いたい」と提示。番組冒頭で25日発売の新アルバム「Black&White」から「塗りつぶして行け!」を歌ったのに続き、同アルバムから「Loneliness」、「誰がために鐘は鳴る」、「今がいちばんいい」の計4曲を披露した。

 フルサイズでの歌唱にこだわったことについて「デビュー当時から、(テレビ番組に会わせて楽曲を短くする)テレビサイズに、すごく抵抗があった。テレビサイズを受け入れなかったから、自分たちの輪郭を世の中に見てもらえるようになった」と語った。一方で、CHAGE and ASKAの91年の大ヒット曲「SAY YES」の頃から、テレビサイズを受け入れるようになったとした上で「若いスタッフに入れ替わり、打ち合わせが、いきなりテレビサイズから始まるのが当たり前になってきた。受け入れてしまったことで、足場が崩れたと思っている」と悔いも吐露した。

 ※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀