米大ヒット映画「タイタニック」(97年)や「アバター」(09年)などで知られるジェームズ・キャメロン監督(63)が、19年前にセクハラ疑惑の渦中にいる大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン氏とアカデミー賞授賞式会場で一触即発状態だったと明かした。

 原因は97年に公開された映画「ミミック」でメガホンをとった友人であるギレルモ・デル・トロ監督に対するワインスタイン氏が率いるミラマックスの扱いがあまりに酷かったからで、「(そのことで)言い争いになって、もう少しで「タイタニック」で受賞したオスカー像で奴を殴りつけるところだった」と、ヴァニティ・フェア誌のインタビューで語った。「ちょうどその時、生放送のCM明けを知らせる音楽が流れ始めて、周囲の人に”今ここではだめだ。やるなら駐車場でやれ”と止められたんだ」とキャメロン監督。

 結局、オスカー像で殴ることなく事なきを得たようだが、それから19年経った今、ワインスタイン氏は権力に物を言わせて長年に渡って複数の女優やモデルへのセクハラや性的暴行を加えた容疑が発覚し、ハリウッドから追放された。(ロサンゼルス=千歳香奈子)