昨年から活動休止状態が続く韓国女性アイドルグループ「KARA」のク・ハラ(26)が、約800日ぶりにKARAの楽曲を日本のファンに披露した。

 14日、自身初のソロファンミーティングを東京・豊洲PITで開催。最初の歌唱コーナーで、11年10月リリースのヒット曲「ウィンターマジック」を歌った。15年9月29日のKARA全国ツアー最終公演(パシフィコ横浜)以来、2年ぶりの歌声。イントロで「Stay with me」の歌詞が流れると、女性ファンの絶叫が会場に響いた。

 女性ダンサー2人とオリジナルの振り付けを交えて歌ったハラは、「皆さんいかがでしたか~。久しぶりのウィンターマジックでした。懐かしい曲でしたよね」と笑顔を見せた。

 プライベートの写真を紹介するコーナーでは、元KARAの知英(ジヨン)との2ショットを披露。昨年9月に知英のミュージカルを見た後、東京・渋谷で撮ったという。「夜食を終えた後です。久しぶりに顔を見て、昔の話をして、胸がいっぱいになりました。知英は日本で頑張っているから、私も頑張ります。2人への応援をよろしくお願いします」。3歳年下の“妹”の活躍に触れ、KARAの絆を感じさせた。

 KARA4人組の活動がなくなった後、日本でのソロファンミ初開催は、ハラがメンバーの中で最後になった。「もっと早く活動を始めたかったのですが、それができなくてごめんなさい。1人になるのが怖かった。私は怖がりですよ。寂しかった。勇気もなかった。自分を見つめ直す時間が必要でした。でも初めてのソロファンミを開いて、皆さんのおかげで、私に自信ができました。ステージ上のハラが、一番格好いいと思う。来年は日本でアルバムを出すとか、いろんな活動をする予定です。応援よろしくお願いします」。涙声の告白が、客席の温かい拍手に包まれた。

 昨年流行した「恋ダンス」を完璧に踊り、キムチや唐辛子を入れた激辛ミニケーキを作ってファンに食べさせるなど、企画盛りだくさんのファンミは約2時間で終了。アンコール後はサンタ服で登場し、イベントのロゴを印刷した大量の風船を天井から客席に降らせ、クリスマスプレゼントを届けた。