俳優中井貴一(56)主演で、CSフジテレビNEXTとケーブルテレビJ:COMで同時に放送される連続ドラマ「記憶」(3月21日スタート、水曜午後10時)の新たな配役が17日、発表された。韓国で昨年放送された連続ドラマのリメークで、全12話をフジテレビとJ:COMが共同制作する。

 中井演じる若年性アルツハイマー型認知症を宣告された50代半ばの弁護士・本庄英久の妻・遥香を優香(37)、別れた前妻・篠原佳奈子を松下由樹(49)が演じる。本庄は徐々に記憶をなくしていく中、残りの人生をかけて、過去の事件を暴いていく。そして仕事のことだけを考え家族を顧みなかった男が、家族とも向き合っていく。

 優香は「中井さんとお芝居ができることに喜びを感じています。耐えながらも、優しく包み込めるような妻でいようと日々、撮影しています」。松下は「幼い息子を事故で亡くしてから前へ進むことができない役柄で、演じていてとても切ないですが、胸に響く作品だと感じています。集中して演じていきたい」と話している。他に新人弁護士を泉沢祐希(24)、事務員を今田美桜(20)が演じる。