タレント大竹まこと(68)が1日、東京・浜松町の文化放送で会見し、会社員の長女(28)が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたことについて謝罪した。

 冒頭に「娘が大麻取締法違反という犯罪をしてしまい逮捕されました。一生懸命育てたつもりですが、私の仕事の関係もあり、十分にすごす時間が少なかったのはいなめない。親の監督不行き届きで本当にもうしわけありません」と30秒、深々と頭を下げた。

 大竹も現在、長女に接見できていない状態で「状況をほとんど分かっていない」とした上で、逮捕について説明した。1月28日未明に警察に職務質問され朝まで取り調べを受け、1度は大竹と夫人の住む実家へと帰ったが、警察が来て出頭をうながして逮捕されたという。夫人から連絡を受けたという大竹は「ちょっと信じられなかった。おだやかではいられなかった」と明かした。

 娘への教育について「私の仕事の忙しい時期と重なって、普通のお父さんの様に娘と共有する時間がなかったのが悔やまれる。ただ、普通のお父さんと同じように娘のことは愛しています。これから先、どうなるか分かりませんが、戻ってきたら、どうしてこんな犯罪をしでかしてしまったのか、将来、どうやって生きて行くのか、家族でよく話し合っていきたいと思う」と話した。そして「信じていただけないと思いますが、娘は2度と、このような犯罪を犯さないと思います。そのように家族ですごしていきたい」と話した。

 長女の生活については、大学を卒業して就職して、デザイン関係の仕事をしながら6年間、自活してアパートに住んでいることを明かした。「正月にも、みんなで楽しく会って、その後も2、3回、会っています。先週も明るく今の状況や将来について明るく話した。覚醒剤じゃなく、マリファナですよね。おかしいところは分からなかった。覚醒剤だったら分かったんじゃないでしょうか」と、父親として心情をにじませながら話した。

 その一方で、娘の状況について、リポーターが詳しく聞こうとすると「ここが私と違うところ。私は公人ですので、話す義理も義務もあるが、娘は一般人ですから、どこまで話していいか分からない。どうですか?」と逆に質問。「娘が、この業界にいるのなら、どうしてもというのなら話しますが」と強気でシャットアウトした。

 この日は、パーソナリティーを務める、ラジオの文化放送「ゴールデンラジオ」(月~金曜午後1時)に予定通り出演。冒頭に「ご報告があります」として「諸事情があり、もしかしたら明日、ここにいるかどうか分からない。局の指示に従う。私の娘が大麻取締法違反で逮捕されました。父親として監督十分でなかったことをおわびします。お父さんの立場と公人の立場を全うします」と謝罪した。