男女6人組グループAAAのラップ担当で、「SKY-HI」名義でソロ活動中の日高光啓(30)が、シンガー・ソングライター岡崎体育(28)のファンクラブ問題について自身の考えを明かした。

 日高は22日、「岡崎体育氏の件を見てて言わなきゃと思ったお金の話」のタイトルでブログを更新。岡崎が自身のファンクラブの会員に対し、グッズ購入などに応じてポイントを付与してランク付けする新しいシステムを導入したことで、一部から「ファンに優劣をつけるな」などといった批判を受けて謝罪した騒動について、「音楽に限らず、全ての活動、そしてほぼ全ての人間としての行動にお金がかかるということ忘れられてないかな。『お金を払う人が良いファンで、払わない人が良くないファン』なのかどうかみたいな話が出る時点で、『お金』そのものに対しての考え方がなんかおかしくないかな」と批判に疑問を投げかけた。

 日高は音楽活動を行う上で掛かる費用について説明。海外ではCDセールスや音源配信以外の収入源を作っているミュージシャンが多いが、「一方の日本はと言うと、ぶっちゃけ未だにCDの売り上げが占める割合がかなりデカい」。さらに昨今のCD不況で苦しむアーティストたちにとって「音楽以外の形で収入源を探すことは、自分の生活の為以上に、まず『音楽を作る』為に必要なことなんですね」としたが、日本ではそうした仕組みがほぼ無いのが現状だという。そうした状況で、岡崎が取り組むファンクラブのシステムについては「自分の活動からお金を産んで、ずっと音楽を作ってファンを喜ばせていく、という、そもそものミュージシャンの行動原理としてめっちゃ正しい!」と肯定した。

 日高は「岡崎体育氏だって別に拝金主義でそうしたんじゃないじゃんこれ!と思うわけです」と擁護。「ファンの気持ち、応援する『気持ち』に貴賎は無いし、たくさんお金を使ってる人がエライ、とかそういう事ではなく、ただ事実として、中世のヨーロッパではお金持ちがパトロンとして直接支払うお金がアーティストの活動を支えていた様に、CD買ったりグッズ買ったりしてたくさんお金を払ってくれた人は、それだけ『活動が続く様にサポート』してくれているのだから、そこに『ありがとうございます』と、手厚くお礼をしたい、という事でしょうきっと」と推察し、「『好きなミュージシャンを応援していて、欲しいCDやグッズを買ったら、ついでに嬉しいサービスまで付いてきた』という、物凄くファン想いな行動に思えるのだけれどなぁ」と私見を述べた。