世界三大映画祭の一つ、第68回ベルリン国際映画祭の授賞式が24日(日本時間25日)開かれ、コンペティション部門の最高賞「金熊賞」にルーマニアのアディナ・ピンティリエ監督作「タッチ・ミー・ノット」が選ばれた。

 日本の架空都市が舞台で、俳優の渡辺謙らが声で出演するアニメ「犬ヶ島」は、ウェス・アンダーソン監督が監督賞(銀熊賞)を受賞した。

 「タッチ・ミー・ノット」は、人に触れられるのが耐えられない女性が、セラピストらと接する中で性のタブーなどとも向き合い、自分自身を解放していく物語。

 他の主な受賞結果は次の通り。

 審査員大賞(銀熊賞、以下同)=「マグ」(マウゴシュカ・シュモフスカ監督)▽最優秀男優賞=アントニー・バジョン(「祈り」)▽最優秀女優賞=アナ・ブルーン(「女相続人」)