木村拓哉(45)主演のテレビ朝日系ドラマ「BG ~身辺警護人~」(木曜午後9時)が15日、最終話(15分拡大)を迎える。ニッカンスポーツコムでは13日から3日間連続で「BG ~身辺警護人~」の放送された各話を振り返る。第3回は7、8話のおさらいと、15日夜放送の9話のあらすじを紹介する。(かっこ内の%は視聴率)

 ◆7話(1日放送、15・8%)

 日ノ出警備保障身辺警護課のボディーガード島崎章(木村)は、6年前に別れ、現在は再婚している前妻の小田切仁美(山口智子)から「誰かに狙われている…守って、私を」と警護を依頼される。島崎は「別れた奥さんというのは、ちょっとやりづらいというか…プロに徹せない」と他のメンバーにBGを依頼する。村田五郎課長(上川隆也)は菅沼まゆ(菜々緒)をBGに指名し、家を訪問。仁美は、3カ月前から不審電話に加え誰かにつけられたと訴え、IT企業経営者の夫には海外出張中のため、言っていないという。

 島崎は高梨雅也(斎藤工)に仁美のBGを務めるよう詰め寄られ、村田からも警護を促され「僕が引き受けます」と翻意し、仁美からもらった時計に誤差があり村田から時計を借りる。警護中、不審な女を捕まえると、仁美の夫の元交際相手と判明した。

 島崎は任務終了後、仁美の提案を受け、家族3人で食事しようとレストランで息子瞬(田中奏生)を待っていると、民事党幹事長・五十嵐映一(堀内正美)と厚生労働大臣の立原愛子(石田ゆり子)が入ってくる。愛子は五十嵐に「離党させてください。私、政治家になりたいんです」と訴える。その中、村田も駆け付け、仁美からもらった時計を修理し、島崎に渡す。

 すると店内で、収賄事件をかぶったものの五十嵐に捨てられたことを恨んだ元秘書の植野(萩原聖人)が謝罪を求め、落合義明(江口洋介)ら警視庁のSPもいる前で拳銃を持って暴れ、発砲。銃弾は島崎をかばった村田の右太ももを打ち抜く。村田は救急車の中で意識を失いそうな中、時計を確認して「6時26分5秒…」と言い、島崎が「誤差なし」と返すと、安心したように「誤差なし」と口にし、容体が急変。心臓マッサージ後、島崎の「課長!」と叫ぶ声と涙もむなしく、村田の心電図の反応はなくなった。

 ▼名ぜりふ 「怖がってる女を守れなくて、何がプロですか? 芯のある女だろうが鍛えている女だろうが、肉体的にはひ弱です。男にはかないません。守ってあげるしかないんですよ」(仁美の警護がやりづらいという島崎に高梨が言い放った言葉)

 ▼「オプション、追加できます?」(仁美が島崎に瞬と3人での食事をリクエスト)

 ▼「別れてみるもんですね」(島崎とのざっくばらんな会話に仁美が漏らした本音)

 ▼「奥さん…いや、元ですけど一言、謝ってもいいですか? 俺が、悪かった…ごめん、申し訳ない。本当に彼女にとって、ひどい夫で、仕事で失敗して、腐って荒れて、彼女に当たりまくって。あきれられて、捨てられて当然なんですけど…1度も謝ったことがなかったんです。何なんですかね、人って。悪いって思っているのに、謝れないんですよね」

 ▼「ほんと、ふざけるな。何にも分かってないよね。私は、あきれたんじゃないよ…そんなに、冷たい人間じゃありません。ちょっと、そっとしておいてやろうかなと思って、家を出ただけでしょ?」(島崎と仁美が6年前の離婚について本音をぶつけ合う)

 ▼「いいゃ…誰も死ななかったから、いいじゃないか」(植野に撃たれた村田が、謝罪する落合に返答)

 ◆8話(8日放送、16・4%)

 現場で撃たれた村田は、搬送中の救急車の中で、島崎にみとられて殉職した。その後、SPがいながら一般人である民間のボディーガードが死んだことに対し、メディアの批判が集まった。逆上した植野を五十嵐が挑発し、発砲に至ったのが事実だったが、警視庁は村田が植野に接触し、挑発したと説明。愛子ら政治家も自己保身のために事実を語らず、「ヒーロー気取りのボディーガード、警察の真似事して失敗」など、村田を批判する報道が相次ぎ、遺族は傷つく。

 村田亡き身辺警護課では、島崎が課を守るために仕事に取り組むよう声をかけるが、高梨は仕事より村田の汚名返上が最優先だと激高する。その中、隅田川都民マラソン大会で警護したサスケフーズの大久保佐助会長(伊武雅刀)が訪れ、新商品発表の警護を依頼する。その夜、愛子と落合が訪れ、謝罪する。愛子は島崎に、真実を知っているため口封じで狙われる可能性があると警告する。

 島崎がサスケフーズの新商品発表会の警護をする中、高梨は村田のパソコンに警護の仕事を受けた際、必ず録音していた音源があることを知り、村田のICレコーダーの音声を聞けば、汚名返上できると考える。ICレコーダーは遺品として返還されておらず、警視庁に返還を請求したが音源は消去されていた。

 島崎は、バイクに乗った暴漢に襲われるなど事態が切迫する中、愛子の元を訪れ、村田の殉職について真実を語るよう直談判する。一方、愛子は五十嵐の元を訪れ、事実の公表を迫り、厚生労働大臣を辞職する意向を伝え、その足で島崎の元を訪れ、「私が、話します…事件の真相を公表します」と伝える。

 一方、落合は上司の氷川(宇梶剛士)に愛子の辞職を伝え、島崎と愛子を接触させないよう指令を受けると「いっそ、島崎章に消えてもらいましょうか…あのデータと同じように」と仰天の提案をする。

 ▼名ぜりふ 「お父さんは、現場にいた我々のことを最後までボディーガードとして守ってくれました」(島崎が村田の息子に、葬儀の場で真実を語る)

 ▼「じゃあ泣き寝入りするのかよ!! 課長が浮かばれないだろうが!! 勘違いボディーガードが、むちゃやって死んだって言われていいのかよ!!」(高梨が真相究明を求め激怒)

 ▼「やけくそじゃダメなんだよ!! 完璧な準備をしてから任務に赴く…それが俺たちボディーガードの流儀だろ」(島崎が激高する高梨をたしなめる)

 ▼「これから、いろんなところ行けよ。ものすごい遠いところとか、すっげぇ高いとことか、信じられないぐらい広~いところとか、寒いとことか」(島崎が危険な仕事を前に、息子の瞬を、妻仁美の元に送り出す時に語りかける)

 ▼「果たして私は、守られるべき人間なのか分からなくなりました。人として大事なものを失ってもなお、地位にしがみつくことしか考えていない」(事実を黙して、苦悩する愛子)

 ▼「先生、私語をお許しいただけますか? 亡くなった村田さんはSP時代、私の上司でした。私のミスをかばって、警視庁を辞め、民間に移りました。『組織を変えてくれ』なんて、勝手に言い残して…。それに応えようと、本気で思ったこともありましたが…結局は何も変えられていません。私は、ただ警察にしがみついているだけです」(落合が愛子に過去を吐露)

 ▼「立原先生、あの日、見たことを公にしていただけませんか? それが出来るのは、もう、あなたしかいないんです。先生、お願いします…先生、僕は諦めませんから。地位も、権力も、武器もない我々が唯一、持っていたものを奪われたんです!! 僕たちは絶対に諦めませんから…僕たちは絶対に諦めません」(島崎が愛子に直談判)

 ▼「冗談? 覚悟の決め時だとおっしゃいましたよね。警視庁4万人…この大き過ぎる組織を守るには、一線を越えなければならない…それを覚悟と呼ぶんじゃないですか?」(落合が氷川に島崎の処理を直訴)

 ◆9話(15日放送)

 警視庁まで五十嵐の権力に忖度(そんたく)し、村田の殉職の真相を隠す中、愛子は厚生労働大臣の職を辞し、村田の殉職に関して真相を語ると約束し、身辺警護課と行動をともにする。村田が残した音声データも、警視庁に削除され、現場にいた人間の証言しか、村田の名誉回復の方法がない中、島崎らは愛子の警護をするが、そこに落合ら警視庁SPの手が迫る。島崎は落合に「何が正しくて、何が間違いなのか、僕には分かりません…ただ、守りたいんです。守りたい人がいるだけです」と訴える。