鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)22日放送の第15話の平均視聴率が13・4%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は11・9%だった。最高視聴率は第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第15話は、吉之助(鈴木亮平)は、慶喜(松田翔太)が将軍になる準備のため、京都に向かい、朝廷より許可をもらった。一方、江戸では篤姫(北川景子)の説得を受け次期将軍を慶喜にすることを決めた家定(又吉直樹)だったが、仲むつまじい日々から一転、病に倒れた。それに乗じて井伊直弼(佐野史郎)が大老に就き幕府の実権を一手に握り、篤姫らが反発するも、次期将軍に慶福が決定し就任の儀を行った。そして篤姫の元へ家定死去の知らせが、死んでから1カ月以上も経ってから届いた。吉之助は報告のため薩摩に戻るが、万策尽きたと考える斉彬(渡辺謙)に任を解かれた。しかし正助(瑛太)の助言を受けた吉之助は、斉彬に京都に兵を出すよう進言。受け入れられ準備で京都に向かう吉之助だが、斉彬が急死する、という内容だった。