所属事務所から無期限謹慎処分となったTOKIO山口達也(46)について2日、城島茂(47)国分太一(43)松岡昌宏(41)長瀬智也(39)が都内で、緊急会見を開いた。山口の行動や会見での言動に対して世間から厳しい声が相次ぐ中、4人のメンバーも断腸の思いで厳しい言葉を吐いた。中でも松岡は「正直、あんたは病気です」と山口を責めたことを明かした。
先月26日に山口が行った謝罪会見では、断酒を明言せず、TOKIOへの未練を口にしたことなどについて、芸能界だけでなく、世間からも批判の声が相次いでいる。城島は「みなさんから出ている、解散とか、即刻解雇しろとか、無期限活動停止とか、いろんな意見がございました」と語り、世間からの風当たりが強い現状を示唆。そんな状況を鑑みてか、この日のメンバーらは口々に、山口の「甘え」を指摘した。
松岡は「崖っぷちではなく、崖の下に落ちていることに気づいていない。甘えの根源がTOKIOなら、TOKIOは1日も早くなくした方がいい」と解散にまで言及。城島も「彼の人間としての甘さ、弱さ。不起訴という形になりましたけど、その罪に関して消えることはない」と突き放した。
松岡は「正直、あんたは病気です」と山口に対して言い放ったという。「正直僕らはアルコール依存症だと思っていましたが、いろんな病院に診断書を求めても、依存症というのは出てこないんです」と明かした。所属事務所によると、山口は現在入院しているが、診断書には肝臓の数値が高いと書かれているという。
山口からメンバーに対して、事件に関する報告がなかったことに対しても憤った。4人が事件を知ったのは、報道と同じ4月25日、山口含めた5人が参加した番組収録後だった。それも、直接山口からではなく、マネジャーから報告を受けた。松岡は「ある日突然刑事が家に来て、3回も事情聴取を受けた。なぜその時点で言ってくれなかったのか。どういう気持ちでテレビに出ていたのか。逆の立場ならそのメンタルはない」と訴えた。
もっとも、山口からの退職願を受けて、メンバーの心も揺れたという。国分は「彼を見捨てることはできない。脱退しても、被害者とどう向き合うのかを見守る責任がある」と話した。一方で、松岡は「決してお酒が悪いんじゃない。悪いのは彼。彼の甘さと考えを改めてもらえない限り、俺たちは何もできない。まず自分と向き合って。彼の謹慎活動というのは、それが全て終わってから始まること」とバッサリ。厳しい言葉に終始した。すべては、飲酒などへの山口の甘えを根絶させたい、との強い思いからだった。