「鬼神童子ZENKI」などの作品で知られる漫画家の黒岩よしひろさんが、心筋梗塞のため亡くなったことがわかった。黒岩さんの作品を連載するウェブ漫画サイト「Z」で発表された。

 同サイト編集部は「当サイトにて『乙女神天照(オトメガミアマテラス)』を連載しておりました、黒岩よしひろ先生が平成30年5月8日未明、心筋梗塞のためご逝去されました。享年55歳でした」と伝えた。

 連載中の作品については、現在掲載中の第13話をもって終了となるが、「途中までペンの入った最新の第14話、およびラストまでのアイディアはご遺族の協力のもと読者の皆様に見て頂けるような形にできればと考えております」としている。「先生の漫画には元気と勇気、人が持つ力を信じる心が込められておりました。志なかばにしてご逝去されたことを思うと言葉もありません。先生の作品を愛し、応援してくださった沢山の皆様の心の中に、黒岩節は生き続けていくことでしょう。心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

 また黒岩さんの妻も16日、黒岩さんのブログを更新し、「2018年5月8日、夫の黒岩よしひろが心筋梗塞のため永眠いたしました。すぐにお伝えしなければと思いましたが、あまりにも突然のことでご報告が遅くなりました。葬儀は親族のみで行いました」と報告。「黒岩よしひろの作品を愛し、応援してくださった皆さま、交流してくださった皆さま、本当にありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。