シリーズ最新作「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」(29日公開)日本語版に、市川海老蔵(40)ら各界を代表するSWファン5人が声のサプライズ出演をすることが5日、明らかになった。昨年の英ヘンリー王子の例など、カメオ出演(著名人の印象的な短時間出演)はSWファンの勲章と言われている。

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 歌舞伎界代表の市川海老蔵は「大変光栄に思っております。何よりSWファンの皆様に楽しんで頂ければ幸いです」と慎重にコメントした。同シリーズでは、最近でも「最後のジェダイ」(17年)の英ヘンリー王子など、「重量級」のカメオ出演が話題になっている。SWの熱心なファンであることが出演の前提条件とされている。

 声のゲストに選ばれた今回のメンバーもそろって熱いコメントを寄せている。俳優代表はファン歴40年の及川光博(48)。「ライブの本番前はいつもフォースを感じるように心掛けています。今回の出演が決まったことをタイムマシンでさかのぼって8歳の僕に教えてやりたいぐらい」と興奮気味だ。

 宇宙飛行士の野口聡一さん(53)も例外ではない。「SWはSFファン、そして宇宙ファンも魅了してきました。今後も全銀河系に魅力を発信して欲しいです」と喜びとともにエールを送った。

 音楽界からはOKAMTO,Sのハマ・オカモト(27)。「感慨無量。この言葉しか出てきません」。お笑い界からは数多いSW芸人の中からミキの亜生(27)が選ばれた。「最初はドッキリ企画だと思いました。一生の思い出。おじいいちゃんになっても自慢したいと思います」と喜びで震えが止まらない様子だ。

 「ハン・ソロ-」は、第1作(77年)以来、ハリソン・フォード(75)が演じてきた人気キャラクターの若き日を新鋭オールデン・エアエンライク(28)が演じる話題作。5人が声を演じる役柄や登場シーンは公開まで秘密というが、ハン・ソロやチューバッカというSWおなじみのキャラクターと絡む設定があるかもしれない。

 ◆SWのカメオ出演が話題に上るようになったのは、シリーズ再開後の「フォースの覚醒」(15年)から。ロバート・ダウニー Jr.、ヒュー・ジャックマン、ダニエル・クレイグらがストーム・トルーパー役で出演した。「最後のジェダイ(17年)では英歌手エリー・ゴールディングが反乱軍の兵士役で、ウィリアム、ヘンリーの英両王子がストーム・トルーパー役で出演している。