米俳優ジョニー・デップ(55)が、資産管理を巡って争っていた元マネジャーと和解が成立したことが明らかになった。デップの代理人が明らかにしたもので、約20年間に渡って資産管理を担ってきたザ・マネジメント・グループ(TMG)と和解に至ったことを喜んでいるとコメントしている。デップは資金の不正利用によって推定6億5000万ドルと言われる資産のほとんどが消えてしまったと主張。2500万ドルの支払いを求める訴訟を起こしたが、その直後にTMG側も破産寸前になったのは自身の浪費癖が原因だとして不払いのローン返済や損害賠償を求めてデップを訴えていた。和解条件など詳細は明らかにされていないが、これによって来月15日から開始される予定だった裁判は回避されることとなった。

 

 デップは最近も新作映画「シティ・オブ・ライズ」の撮影現場でスタッフに暴行を加えたとして訴えられた他、元ボディガード2人からも賃金未払いや労働環境の悪さなどを理由に訴訟を起こされており、私生活ではトラブルが続いている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)