俳優船越英一郎(58)が20日、代理人を通じて元妻のタレント松居一代(61)を許した。船越は名誉毀損(きそん)で昨年9月にに松居を刑事告訴。松居は今年6月に書類送検されていたが、19日に不起訴処分となっていた。

船越の代理人の弁護士は「今般、松居一代氏に対する名誉毀損(きそん)事件に関し、検察庁から、松居一代氏が深く反省し、もう2度と同じようなことはもとより、船越英一郎氏やその関係者を想起させるような表現は一切行わないと確約したことから、起訴猶予処分とする旨の連絡を受けました。船越英一郎氏は、その検察庁の説明を信頼し、今回に限り、松居一代氏を宥恕することと致しました」とコメントを発表した。「宥恕(ゆうじょ)」とは、「寛大な心で罪を許す」という意味を持つ。

その上で、「世間をお騒がせし、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを、心からおわび申し上げます」と結んでいる。

松居は20日更新のブログで、直筆の文書を掲載。「船越英一郎様より告訴されておりました名誉毀損(きそん)事件は平成三十年九月十九日 検察庁様の御判断により 無事に不起訴処分となりました」と報告した。

「たくさんの方々からご心配を賜りまして 感謝の気持ちで一杯でございます 本当にありがとうございます」と感謝。「御陰様でいまから新しい人生がスタート致します 私がモットーにしております 清く潔く優しく そして感謝の心を胸に 前へ進んでまいります」とつづった。

松居は昨年7月ごろ、インターネット上に公開した動画で、当時夫だった船越を強く非難し、名誉を傷つけたとして、船越から刑事告訴されていた。2人は01年に結婚したが、騒動後の昨年12月に離婚が成立している。