戸田恵梨香(30)とムロツヨシ(42)が出演するTBS系ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」(金曜午後10時)の初回が12日に放送され、平均視聴率が10・4%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同ドラマは、戸田演じる若年性アルツハイマーにおかされる女医・北澤尚と、彼女を明るくけなげに支えるムロ演じる元小説家の男・間宮真司の10年間の愛の奇跡を描く純愛ラブストーリー。脚本を大石静氏が担当している。

初回のあらすじは、北澤尚(戸田恵梨香)は、母の薫(草刈民代)が院長を務めるレディースクリニックの医師で働き充実した日々を暮していた。理想の条件にぴったり当てはまる年上の医師の井原侑市(松岡昌宏)とお見合いし婚約。しかし結婚式まで残り1カ月を過ぎたある日、引越しすることとなり、そこで引っ越しのアルバイトをする無愛想で売れない小説家の間宮真司(ムロツヨシ)と運命的な出会いをした。そのアルバイトしていた男が自分の大事にしていた小説の著者の間宮だったことが分かり、後日、自分の気持ちを確かめるため食事に誘い意気投合し一夜をともに。そして翌日には井原に「好きな人ができたんです」と電話で婚約を解消した。

しかしその後、尚は間宮の家の合い鍵を作っていたことを忘れていたりするなど、身体の異変が少しずつ出るようになった。間宮の家の道順が分からなくなった際には自分に気がつくと動揺しパニックに。そして訳が分からず走る尚は、自転車と衝突し病院搬送された。その病院には婚約解消を告げた井原が務めていた。偶然に目にしたMRIを見た井原は初見でMCI(軽度認知障害)と診断。そこに書かれていた名前が「キタザワナオ」と分かり、「嘘だろう」と驚き呟いた、という内容だった。