女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の16日に放送された第14話の平均視聴率が21・9%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回視聴率は23・8%を記録していた。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、横流しした罪で捕らえられた萬平(長谷川博己)を助けようと福子(安藤サクラ)は、寝ていても「助けて」とうなされるほど悩んでいた。そこへフロント係の先輩の恵(橋本マナミ)は告白された歯科医の牧善之介(浜野謙太)と料理人の野呂幸吉(藤山扇治郎)に頼み、福子の様子を探ってもらうことにした。一方、福子は親友の鹿野敏子(松井玲奈)と池上ハナ(呉城久美)と一緒に、無実を訴え萬平が捕らえられている憲兵隊の庁舎に乗り込んだ。憲兵に食って掛かった福子を牧と野呂が救い出し、どうにかその場をしのいだ、という内容だった。