女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の17日に放送された第15話の平均視聴率が22・8%(関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。初回視聴率は23・8%を記録していた。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、雨の中、福子(安藤サクラ)は萬平(長谷川博己)が捕らえられている庁舎に乗り込み、危うく憲兵に逮捕されそうになったが、牧善之介(浜野謙太)や野呂幸吉(藤山扇治郎)の機転で危機一髪のところを助けられた。びしょ濡れで家に帰った福子。鹿野敏子(松井玲奈)らから事情を聞いた鈴(松坂慶子)は「信じられない」と言ってびっくりした。そんなある日、ホテルに世良勝夫(桐谷健太)がやって来て、福子は萬平を助けてほしいとお願いした。萬平が勤めていた会社に行くが、加地谷圭介(片岡愛之助)と話すも平行線。世良は福子に無理だと伝えた。夜になり夕ご飯の時、鈴が福子に萬平との交際をかたくなに反対すると、福子は「一生独り者でいます」と言い、さらに萬平を「心の真っすぐな人いない」と擁護した、という内容だった。