文化放送の看板番組「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜午後1時~同3時半)が17日、放送3000回の金字塔を打ち立てた。

12年間、パーソナリティーを務めてきた大竹まこと(69)は「1月17日、木曜日、3000回。今まで1000回も2000回も通過点で、別にどうってことなかったけれど、何か3000回となるとちょっと、違うな。ずいぶん続いたなと思います」と冒頭でうれしそうに語った。

節目の放送3000回を迎えた番組は、ライバル局TBSラジオの顔、伊集院光(51)をゲストに迎えた。伊集院はTBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜午前8時半~11時)に出演中。異色のコラボレーションが実現しラジオトークに花が咲いた。

伊集院は「赤坂からきました。おめでとうございます」とゴールデンラジオの快挙を祝福。大竹は「わざわざ来ていただいてありがとうございます」と感謝した。

大竹から「伊集院さん(の番組)は何年?」と問われた伊集院は「昼間の帯を始めて3年です。昼間を引き受ける決意、いろいろありますけど、まあ一番デカイところでは、浜松町のあの男(大竹)でも出来てるんだからって…」と冗談を飛ばすと、大竹の声に不快感が込められ「ちょっとムッとするけどね」と、やり返した。

伊集院から「(昼のラジオ出演を)引き受けるのに勇気が必要だったでしょう」と聞かれると、大竹は「事務所が決めたこと。おれは番組へのオファーは全部で5回断った」と当初はゴールデンラジオへの出演に二の足を踏んでいた内情を明かした。その上で「3000回を振り返って、やっていて良かったと思う」と足かけ12年の足跡について、満足感を得られた心境を語った。

番組は2007年(平19)5月7日にスタートした。初回から大竹の木曜パートナーとして出演してきた光浦靖子(48)も「すごいね。がんばりましたね」と感無量の様子だった。

番組は12年前の放送開始からわずか7カ月で同時間帯の聴取率首位に躍り出た。その後もライバル局の人気番組と長く首位争いを展開してきた。