年内いっぱいでの引退を発表した歌手森昌子(60)が28日、都内で引退会見を行った。

会見を行った3月28日には、父・森田常夫(もりた・つねお)さんの命日でもあった。13年前の06年、前日27日に20年ぶりの歌手再デビューを発表した直後の悲報だった。

森はこの日の会見で「これは本当に父が天国でスケジュールをとったのかなと思うくらい…。13年前、もう1度歌を歌いますという会見を開いて、その日の夜に父が亡くなりました。また3月28日に引退の会見を行えたのは、本当に父が天国で見ているのかなと。こんな偶然あるのかなと思いました」と涙をぬぐった。

会見後には、出席したマスコミにメッセージが配布された。

「振り返れば47年、私はとても恵まれた、幸せな歌手人生でした。それは、ファンに恵まれ、作品にも恵まれ、時代にも恵まれましたが、私の場合、スタッフを含めた関係者に恵まれたことが、一番大きかったと思います。なぜならば、私自身は幼少の頃からいじめられっ子で心が弱く、周りの助けなくして、還暦を迎える今の姿は考えられなかったからです。1度引退していながら、ずうずうしくも生活のために戻ってきた私を、同業の方も、マスコミ関係の方も、スタッフも、皆さんが温かく迎えてくれたことが、とても大きかったです。もっともっと頑張って皆さんに感謝の気持ちを何らかの形でおかえししなければならないところ、わがままを言って申し訳ありません。年内いっぱい、一生懸命頑張ります。最後の日まで、どうかよろしくお願いいたします。本日は、本当にありがとうございました」