ナレーター近藤サト(50)が20日、都内で、初書籍「グレイヘアと生きる」刊行記念イベントに出席した。

昨年5月、グレーヘア(白髪)でメディアに登場して話題となったが、約3年前から白髪染めをやめたことを明かした。「メディアで見た人はある日突然だったと思うけど、満を持してでした。すごい反響で驚いています」とその心境を語った。

グレーヘアにしたことで、今までとは違う新しいステージに立てた。「今回の本もそうだし、講演依頼も来ていて、世界が広がりました」と笑った。

だが、グレーヘアの自分になれるまでの“リハビリ期”も必要だった。「街中を歩いていて、ショーウインドーにおばあちゃんが映っているなと思ったら自分でした。朝起きて鏡を見た時とかもですね」。そんなネガティブをポジティブに変えた。「見た目では額縁(髪)が白なので、肌が白く見えます、レフ板を持ち歩いているようなものですよね」とほほ笑み、「人付き合いも新しいネットワークができますから!」と話した。

顔を出す仕事が増えているが、本業はあくまでもナレーターだという。「ナレーションの仕事は高めに言って、中堅くらいなので、声の表現者として磨いていきたいです。声で注目していただけたらうれしいです。白髪メインじゃないので、声でお願いします!」とアピールした。

約1週間後には新元号となる。「令和という新時代に向けて新しいステージが開かれました。偶然ですが、ラッキーです。黒髪も元号もさよならですね」とほほ笑んだ。