今月11日に肺炎のために死去した漫画家モンキー・パンチさん(享年81)原作のアニメ映画「LUPIN THE 3RD 峰不二子の嘘」(5月31日公開、小池健監督)の完成披露舞台あいさつが24日、東京・新宿の新宿バルト9で行われた。

「LUPIN THE 3RD」シリーズの第3弾で峰不二子が主人公。これまでに「次元大介の墓標」(14年)「血煙の石川五ェ門」(17年)を製作し、モンキー・パンチさんはいずれも見ていて「自分の絵にそっくりだ」と周囲に納得顔で語っていたという。また、今作を見ることもすごく楽しみにしていたという。

ルパン三世役の栗田貫一(61)はモンキー・パンチさんを「1年半くらい前に、食事をしたお酒を飲んだのが最後でした」としのんだ。そして「モンキーさんに預けていただいたルパン三世の役をこれからもやっていく」と誓った。

不二子を狙う殺し屋ビンカム役の宮野真守(35)はルパンシリーズに初参加。「子どものころから『ルパン』はあこがれだった。すごく幸せです」。不二子については「えろいな~」と笑顔で話して、「不二子の奥深さを知ることができるけど、それがうそなのか本当なのかが分からない」と不二子の持つ神秘性にも触れた。

この日の上映会では、モンキー・パンチさんの死去を悼み、本編最後に「モンキー・パンチ先生 ありがとう ルパン三世よ 永遠に」の文字をメッセージとして挿入した。

小池監督と浄園祐プロデューサーも登壇した。