映画「凶悪」「孤狼の血」などの多くの作品でピエール瀧被告を起用してきた白石和彌監督(44)が5日、初公判後、日刊スポーツの取材に応じた。白石監督は、瀧被告からメールで連絡があり「公判終わりました」と初公判の報告を受けたことを明かした。18日の判決公判後、会う予定だという。

白石監督は「やってしまった過ちは、瀧さん自身が僕がとやかく言わなくても把握していると思う」とし、「そういうことに向き合って、まず、健康を取り戻して新しく歩み始めてもらいたい」と話した。監督と俳優として多くの現場で向き合ってきた関係から「状況を聞いて手伝えることは手伝いたいと思います。反省はしなくてはいけないと思いますが、話し相手ぐらいにはなってあげたい」と更生へのサポートも約束した。

白石監督は、瀧被告が、国立研究開発法人国立精神・神経医療センターに通い、医師の松本俊彦氏の元で治療していることについて「松本先生のところにいれば、依存症を治せるプログラムは確立しているので、大丈夫だと思います」。そして「立ち直れる男だと信じていますので、頑張ってもらいたい」と、薬物依存克服へエールを送った。

瀧被告は、公開中の白石監督作品「麻雀放浪記2020」にも出演している。公開前の今年3月、出演部分のノーカットでの公開を決め、白石監督が会見を開き、瀧被告について「抑えられない憤りを感じた。ばかやろうとしか言いようがない」と、涙をにじませながら語る場面もあった。【上岡豊】