内博貴(33)が、演歌歌手石川さゆり(61)主演の歌芝居「あい-永遠に在り-」(5月9日初日、東京・新橋演舞場など)に出演し、初共演の石川と夫婦役を演じることが26日、分かった。28歳年上の石川のオーラを感じつつ、新境地に挑戦する。

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昨年、同公演用の石川とのツーショット撮影に臨んだ内は「石川さんのオーラがすごいです」と圧倒されながら、終始緊張気味だったという。カメラマンに誘導されるがまま、ほほえむ石川の肩に手を回した。自然な“夫婦ショット”に即OKが出て、撮影はあっという間に終わったという。

同作は高田郁氏の同名小説が原作で、波瀾(はらん)万丈な人生を送った女性を力強く描く舞台。石川が新橋演舞場で初主演を果たす。内は、幕末に実在した蘭方(らんぽう)医、関寛斎(せき・かんさい)を演じる。石川とともに、激動の時代を夫婦で生き抜く姿を表現する。

石川と夫婦役での初共演を受けて、「大変光栄な気持ちです。幕末の動乱を生きた1人の男をしっかりと表現したいと思います」と喜んだ。ジャニーズ事務所の中でも、「グレイト・ギャツビー」など、ソロのミュージカル出演経験が豊富なタレントの1人。「ミュージカルとお芝居、両方で勉強させていただいたことを存分にいかすことができるのではないかと思っています」と話した。

音楽と芝居で構成した「歌芝居」で、石川とのデュエットやソロ歌唱のシーンもある。「石川さんのデュエットも楽しみですし、僕のソロもあると聞いております。2020年の新たな挑戦に、どうか期待してください」とアピールした。