俳優窪田正孝主演のNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜午前8時)が30日、スタートした。物語が64年の東京五輪開会式から始まり、大河ドラマ「いだてん」最終回と重なる展開に、ネット上では「『いだてん』とつながったー!」「いだてん見てる気分になる!」「いだてんがフラッシュバック」と反響が寄せられた。

高校野球の「栄冠は君に輝く」や阪神タイガース応援歌「六甲おろし」など数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏をモデルに、音楽とともに生きた夫婦の物語を描く。1話では、「オリンピックマーチ」の作曲者として東京五輪開会式に招かれた主人公の様子が描かれた。

大会関係者から作曲の依頼を受けた際の回想シーンに、「いだてん」の“まーちゃん”こと田畑政治(阿部サダヲ)を思わせる押しの強い人物が登場したことから、ネットは「まーちゃん!」「『俺のオリンピック!』って言ってくれないかな」「いだてんのサイドストーリーだ~」と沸いた。

土屋勝裕チーフ・プロデューサーは、「いだてん」や田畑政治との関係について「そのへんはフィクション。実在の人物ではなく、(オリンピックマーチを作ってほしいと)主人公がすごくプレッシャーを与えられている表現のシーン」と話している。