NHKは27日、21年度前期の連続テレビ小説が「おかえりモネ」に決まり、ヒロイン永浦百音(ももね)を女優清原果耶(18)が演じると発表した。

宮城県・気仙沼で生まれ育ち、同県の登米で青春を送るヒロインが、天気に向き合う仕事を通じて、人びとに幸せを届ける希望の物語。ドラマ「きのう何食べた?」や「G線上のあなたと私」を手掛けた脚本家安達奈穂子さんによるオリジナル作品。

安達さんは「人間は不器用ながら、わからないものとずっと向き合ってきて、その最たるものが自然だろうと考えたとき、描くべき物語が見えたように思いました」とコメントした。

ヒロインの清原は「『私、10分先の未来を予測したいです!』との百音ちゃんのその言葉に、私は励まされました。あの時ああすれば良かった? なんて考えてしまうことも少なく無いような世の中で、力強く生きる彼女だからこそひらける空があるのではないかと思っています。気象予報士のお仕事を通して助けられる誰かを、大切な人を笑顔にしたい。そしてドラマを見てくださる皆様それぞれに芽生える朝が来ますよういま一度、作品創りの尊さとしっかり向き合いながらスタッフ・キャストの皆々様と誠心誠意お届けして参ります。『おかえりモネ』よろしくお願い致します」とコメントした。

タイトルの「モネ」はヒロイン百音の愛称。今秋からクランクインの予定で、気仙沼市、登米や都内でロケを行う予定。