女優水沢アキ(66)が5日、都内で行われた写真集「AKI MIZUSAWA 1975-2020」(小学館)出版記念イベントに、写真家篠山紀信氏(80)と出席した。

グラビアアイドルとして一時代を築いた水沢の、45年間の歴史を収めた1冊。写真は全て篠山氏によるもので、当時の未発表作品や今年新たに撮影した作品などをまとめている。

水沢の写真集発売は、95年の「AKI MIZUSAWA 1975-1995」以来25年ぶり。真っ赤なミニワンピースで元気に登場すると、完成した写真集を手に「1億、いや1兆点くらい!」と自己採点。篠山氏への感謝を述べ、「(写真集は)私の人生そのもの。芸能界が大好きで、先生に19歳で出会えて、これだけ撮ってもらえた。これで安心して人生終われます」といたずらっぽく笑った。

お気に入りの1枚には表紙の写真を挙げ、当時19歳の自分について「(表情が)強くないですか? 芸能界を泳いでこられたのは、この目があったから。よく撮ってもらえた」と振り返った。

水沢はこの日が66歳の誕生日。写真集の最終ページは、65歳で撮影した最新ヌードで締めくくられている。水沢は「多少、体がおばあさんになっても、先生だからと安心して臨みました」と撮影を回想。写真がこぢんまりと仕上がったことには「ドーンと出るのではなく、小ささがいい。胸が下がっちゃってお見せできるものではないけど、目をつぶってみていただけたら」とちゃめっ気たっぷりに語った。

水沢は、篠山氏が唯一長きにわたり撮り続けている女優という。篠山氏は水沢の変わらぬ明るさに「初対面のはじける健康的な美しさを、60になっても持ち続けている」と感嘆。「5年後にまた写真集は?」と聞かれると、「絶対撮りますよ!このエネルギーが延々と続くから、ぜひ撮らせていただきたい」と70歳の水沢を撮ることに前向きだった。