昭和の歌謡界で活躍した歌手らが勢ぞろいするコンサートを主催したり、通販事業などを手掛ける夢グループの石田重広社長が7日、都内で、トークショー「わたしの過去・現在・未来」を行った。

福島出身の石田氏は、甲子園を目指して東北高の野球部に入るも、学校の不祥事で対外試合が禁止されたことをきっかけに退学。大学受験を目指すも、親から仕送りされた受験料を友人に盗まれ大学受験を断念したという。その後、複数のアルバイトや正社員を経験したが、いずれも長続きはせず、自ら起業するに至った自身のこれまでを語った。

芸能事務所を立ち上げ、最初の歌手は狩人。その時の社名は「あずさ2号」だったが、社名としては恥ずかしい、と現在の夢グループに社名変更したという。そのほか、島倉千代子さん、松方弘樹さん、小林旭らとの交流なども語った。

最後に、石田氏は、来年はコンサートだけではなく、地方の農産物や名産品をパックにする公演を行う方針も示した。

石田氏と一緒にテレビショッピングのCMに出演する歌手保科有里が前説を務め、会場にはコンサートに出演する橋幸夫、平浩二、おりも政夫、尾藤イサオ、あべ静江らが駆けつけた。