A.B.C-Z塚田僚一(34)の主演舞台「『Mogut』~ハリネズミホテルへようこそ~」(31日まで)が21日、東京・品川プリンスホテル ステラボールで東京公演初日を迎え、塚田ら出演者が取材会に出席した。

ハリネズミだけが宿泊できるホテルに紛れ込んだモグラ・モグー(塚田)の物語。

4年ぶりの単独主演舞台となった塚田は「最初は不安がありましたが、稽古を積み重ねるうちに明日稽古に行きたいな、楽しみだなと(気持ちを)更新していきました」と充実の表情。コロナ禍での上演には「このタイミングでステージに立てることがありがたい。無事全ステージ終えることを目指しています」と話した。

15日に大阪で開幕。身体能力の高さを生かしたアクロバットシーンもあるという。塚田は「体の表現は台本に最初から書かれていました。エネルギッシュな舞台になると思います」。続けて「年末に『(TBS系特番)SASUKE』があって体も仕上がっていたので、いい状態でした」と振り返って笑った。

メンバーがいないことへの不安を聞かれると「出しゃばりな河合(郁人)がいなくてよかったなと思います」。会場が爆笑に包まれると、取り繕うように「自分1人で何とか舞台を成立させるんだ!」と声を張り上げた。河合からは開幕日に「『初日おめでとう』とメールが来ました」とあらためて紹介し、感謝していた。

共演の辰巳琢郎(62)は塚田の勢いに「息子みたいな感じ。このパワーは素晴らしい。すごく引っぱられています」と座長ぶりをほめていた。

細見大輔、菅原りこ、田村雄一、演出の鈴木勝秀氏も出席した。