中村勘九郎(39)中村七之助(37)尾上松也(36)、演出の串田和美氏(78)が11日、オンラインで、コクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」(12~30日、東京・渋谷シアターコクーン)の取材会を行った。

コクーン歌舞伎は94年に、故中村勘三郎さんと串田氏がタッグを組み始まり、今回が第17弾となる。当初は6日初日だったが、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の発出で12日に初日が延期になった。

勘九郎は「大変な状況の中、幕を開けることができてとてもうれしいです。祭りの灯が消えなかったということは、役者、エンターテインメントの人間としても、次に進むステップの1つになった。お客さま1人1人の心の栄養になるよう、一致団結して、超楽しいお祭りをお見せします」と話した。

義理人情に厚い主人公団七と、周囲を取り巻く人々の物語。

七之助は「私個人としては、演劇を止めてはいけないと思っています。お祭りの音を久しぶりに聞きました。腹の底に眠っている魂の震えがある。これを聞くだけで元気になる。一生懸命つとめるので、ぜひ足をお運びください」、松也は「僕自身、自粛、休養している時、エンターテインメントや演劇に救われた。チャンスをいただけるのであれば、皆さんの希望になるお芝居になればいい」と話した。

上演時間を短くしなければならなかったり、演出方法を変えなければいけないことも多々あったという。串田氏は「つらいな、苦しいなと思いましたが、すばらしい一座の力で幕を開けられる」。