ニュースサイト「文春オンライン」が9日、TBS系バラエティー番組「アイ・アム・冒険少年」に過剰な演出があったのではないかと報じたことについて、同局がこの日、日刊スポーツの取材に応じた。

同サイトでは、今月3日放送の特番で無人島から脱出する人気コーナー「脱出島」の演出を問題視した。タレントが脱出に使うイカダをスタッフも制作しているとの指摘に対して「イカダは、安全面や環境面を考慮して、専門家の指導の下、出演者とスタッフが一緒に作っております」と回答した。

出演者の1人である、あばれる君がイカダで脱出する際には、スタッフ船で引っ張ったり、スタッフの船に乗ったりしているとの指摘については「この日は、海が荒れていて、潮の流れも速い危険な場所があったため、船の専門家とも相談しながら、安全な場所にイカダを牽引することがありました。また、イカダや出演者に設置した小型カメラのバッテリーを交換するため、イカダの位置が流れでなるべく変わらないよう牽引も行っています。低体温症防止など出演者の安全管理のために、船に上がってもらい、体調のチェックを行いました。お答えしたように、海が荒れていて、潮の流れも速いことから、安全な場所へのイカダの牽引も行いました」と説明した。

番組の今後の放送について「影響はありません」としている。