西島秀俊が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「真犯人フラグ」(日曜午後10時30分)の最終回となる第20話が13日放送され、平均世帯視聴率が同作過去最高の12・4%(関東地区、速報値)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。初の2桁視聴率を記録し有終の美となった。個人視聴率は7・2%だった。

同作は、昨年10月から2クール連続で放送されたミステリー。妻の真帆(宮沢りえ)が突如失踪し、殺人犯の疑いをかけられたごく普通のサラリーマン凌介(西島)が、部下の瑞穂(芳根京子)らとともに真犯人捜しに奮闘するミステリー。19年の同局系大ヒットドラマ「あなたの番です」と同じく、秋元康氏が企画・原案を務め、同スタッフが再集結した。

折り返しとなった第11話から「真相編」がスタート。2月に入り、陽香(生駒里奈)、バタコ(香里奈)、一星(佐野勇斗)の逮捕劇が続く怒濤(どとう)の展開が続き、視聴率も上昇傾向に。同20日放送の第17話は平均世帯視聴率9・0%、同27日放送の第18話も平均世帯視聴率8・6%、翌週3月6日放送の第19話は8・9%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。民放テレビポータルサービス「TVer(ティーバー)」でも常に上位にランクインしている。

毎話放送ごとに、SNS上では視聴者のさまざまな考察があがっていた。最終回に向かうにつれ、特に真犯人の正体や動機の推理が盛り上がっていた。