「僕たちはみんな、スターとして生まれたから」。数々の名言で注目を集めたJ.Y.Park(50)をインタビューした。
「うわー! テレビで聞いた、あの名言だ!」。にやける顔を必死に抑え、目の前にいる世界的スターに質問をしていった。
大手レコード会社ソニーミュージックと、TWICEなどが所属するJYPエンターテインメントが、共同でボーイズグループを誕生させるプロジェクト「Nizi Project Season2」が始動した。
Parkは、総合プロデューサーとして来日中だ。9人組ガールズグループNiziUが誕生した「Nizi Project Season1」では、多くの“名言”も注目を集めた。インタビューをしてみると、その1つ1つがうわべでなく、心の底からの言葉だと感じた。Parkは歌やダンスのうまい下手よりも、人間をじっくり見て、判断する。会話をしていると、目を見られているというより、心を見られていると感じることが多かった。
ここ最近、日本でもオーディション番組を視聴する人が増えてきた。Parkにオーディション番組の長所を聞くと「その人を人間として深く見ることができる。パフォーマンスだけじゃなくて、1人の人間としてもファンになれるというのが、一番のメリットだと思います」。
筆者は「確かに」。そう、うなずくことしかできなかった。
ダンスやボーカル、ライブがうまいだけのアーティストは、一発大当たりはできるかもしれないが、長続きはしない。アーティストの前に、1人の人間として「尊敬」されることが大切だ。オーディション番組では、地域予選から放送される事が多く、スキル以外の1人の人間としても、長くじっくり見ることができる。その姿に興味や関心を持った視聴者が、参加者1人の「人間」のファンになれば、長い期間、応援することができるだろう。
Parkは、秋にアーティストとして新曲を発表予定。その意図を聞くと、予想外の答えが返ってきた。
「パフォーマンスすることが僕は本当に好きです。もう1つの理由は、アーティストたちに100回言うことより、僕が直接見せることがずっと効果的だと思うからです。一発屋になるのではなくて、長い期間、尊敬されるアーティストになって欲しいから。それを直接見せることが大切です。特にダンス歌手というのは、すぐに舞台から消えてしまうイメージがあまりにも強いので『そうではないんだよ』っていうのを、子どもたちに見せてあげたいです」。
所属アーティストに、言葉や紙で説明するだけでなく、自分自身が実演し、“手本”となる。21年に日本で発表された「理想の上司ランキング」では、5位にランクイン。納得でしかなかった。



