演歌歌手工藤あやの(28)が17日、東京・中央区の日本橋三井ホールでコンサートを行った。
来年のデビュー10周年に向けて「910(KUDO/くどう)プロジェクト」と銘打った公演の初日で、今後、大阪と出身地の山形でも開催する。
約300人のファンに新曲「白糸恋情話」やデビュー曲「さくらんぼ恋しんぼ」など18曲を披露。着物とドレスの計6着の衣装で「聞くだけでなく、見ても楽しんでもらいたい」との思いを形にした。
「白糸恋情話」は、泉鏡花の名著「義血侠血」をテーマにした作品で、ライブ終盤には1人3役を演じながら「義血侠血」の朗読にも挑戦した。
トークでは、この日が所属芸能事務所「アルデル・ジロー」の我妻忠義社長が亡くなってから5年目の命日であることを明かした。「私を歌手にしてくれた恩人です。今日がこの会場のどこかに来ていると思います」と感謝の言葉を続けた。
ステージに上がる前には取材に応じた。
来年に10周年を迎えるにあたり「今までは速いテンポの曲が多かった。(スローテンポの)『白糸恋情話』では、今の私の声をじっくり味わってもらいたい」と、9年の積み重ねに自信を見せた。節目の年を迎える心境は「楽しみが9割。不安や焦りもあるが自分を信じていく」。目標はNHK紅白歌合戦出場だ。「『出たい』『行きたい』と言っていると、夢が近づいてくる」と、声を大にしながら「夢は紅白出場です」と宣言した。
先日、母校の山形県立上山明新館高校で講演会を実施したことも明かした。生徒からの反響も大きかったという。



