NHKは27日、東京・渋谷の同局で会見し、25年放送の大河ドラマに横浜流星(26)が主演すると発表した。タイトルは「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」。喜多川歌麿、葛飾北斎らを見いだした“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の生涯を描く。大河初出演にして初主演に決まった横浜は「皆さんの心が楽しくなるようなエンターテインメントを届けたい」と意気込んだ。

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みやびな平安貴族の世界を描く24年放送の「光る君へ」に続き、江戸を舞台にした25年「べらぼう」も戦のない大河となった。大河の“合戦離れ”が続いている。藤並CPは「江戸城内の刃傷沙汰や心中、人の生死を描くことは避けて通れない」と血なまぐささはあるとしつつ、「名もなき人や市井の人にも人生や感動するエピソードがある。それを掘り起こしていくのが私たちの仕事」と話す。「光る君へ」も、女性作家のパイオニアである紫式部を初の大河主人公に据えて描く。大河らしい戦国武将ではなく、いずれも文化を生み出した人物だ。ウクライナ侵攻といった戦争関連のニュースが頻繁に伝えられる昨今、NHKが示す新しい大河ドラマは、戦ではなく人の心や生活をより豊かにするものなのかもしれない。【遠藤尚子】