歌舞伎俳優坂東玉三郎(73)と落語家春風亭小朝(68)が24年1月の大阪松竹座で再び同じ舞台に立つことが分かった。

7月29、30日に開催された京都南座「坂東玉三郎 夏のひととき」で2人は初めて同じ舞台に立った。玉三郎が地唄「由縁の月」を舞い、小朝が落語「一豊と千代」を披露し、2人により対談も行われた。小朝は大阪松竹座公演について、「その先も見据えているので、会場が変わる度に内容も変えて、お客さまに新鮮な喜びを感じていただければと考えています」と話した。

玉三郎と小朝は20年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で兄弟役を演じたが、それ以前から縁があったという。「僕が前座の時に初めて日舞の手ほどきをしてくださったのが玉三郎さんのお母さんでした」という。

小朝は南座公演で初めて同じ舞台に立った玉三郎に驚きの連続だった。「まず驚いたのは前日の舞台チェック。対談用と高座用の着物は玉三郎さんが選んでくださいました。照明、音響、幕の開け閉めのタイミングなども指示が細やかでした」。次に驚いたのがおしゃべりの量だった。「事前に歌舞伎座でお目にかかった時の雑談だけでも2時間半。初日も2日目も対談が始まるギリギリまでオフレコの話を40分。そのあと舞台に上がってまた55分ですから、本が2冊出せるだけは話してます」。さらに「初めて舞台袖の至近距離から拝見しましたが、アッという間に観客を異空間に誘う芸の力は本当に素晴らしかったですね」。

松竹座公演は1月18日から20日までの3日間で、内容は未定。「玉三郎さんは僕の意見も柔軟に取り入れて下さるので話し合うのがとても楽しいんですよ。玉三郎さんのごひいきの方はもちろん、落語ファンの方にもお楽しみ頂ける舞台になります」と自信を見せていた。