歌舞伎俳優中村壱太郎(33)、尾上右近(31)が18日、大阪・露天神社で、「立春歌舞伎特別公演」(来年2月2~18日、大阪松竹座)の成功祈願と取材会を行った。

同神社は、近松門左衛門の名作「曽根崎心中」の舞台として知られ、通称「お初天神」として親しまれる。今公演でも「曽根崎-」が上演され、2人がお初と徳兵衛にふんする。

12年ぶりの「お初」に臨む壱太郎は「お初を勤めるのは今回が3度目となります。右近さんと何年も前からさまざまなお芝居を2人でやりたいと相談していた中で、近松門左衛門の没後300年の節目の年に演じられることをとてもうれしく思っております」。祖父の坂田藤十郎さんも当たり役とした「お初」への決意を語った。

また、お初と恋仲になる徳兵衛にふんする右近は、今回が初役。「江戸の歌舞伎俳優ですが、(上方の中村)鴈治郎さんにご指導いただきながら、その垣根を越えて挑戦していきたいと思います」と語った。