俳優小澤征悦(49)が11日、心不全のため6日に都内の自宅で88歳で亡くなった世界的指揮者の父・小澤征爾さんの死を受け、コメントを発表した。

征悦は「生前、父・小澤征爾がお世話になりました。音楽を愛し、音楽に愛された人生でした」と父の生涯を評した。その上で「『人は、個が大事だ。その人の個性が、人を動かす』と、親父は常日頃から言っていました」と生前の言葉を紹介。「自分は親父から教えられた事が、たくさんあります。言葉で言われたのでなく、その行動で、示してくれました。その信念に恥じぬよう、これからも精進して参りたいと思います」と、父からの薫陶を胸に生きていく覚悟を示した。

征悦は、イベント等で父のことをしばしば語ってきた。15年6月の映画「探検隊の栄光」初日舞台あいさつでは「両親と夕空を見ていたら点が1個、飛んできたら、あらぬ動きをして7つに分かれて消えた」などと、父と一緒に“未確認生物(UMA)”を見た思い出を語った。2人の関係については、家族ぐるみで交流してきた黒柳徹子(90)も、訃報時の追悼コメントの中で言及。「子煩悩で『息子が俳優になると言ってるけど、どうしたもんだろう』と、おっしゃった」と、征悦が俳優になる際に小澤さんから相談を受けたと明かしていた。

征悦は「小澤征爾の音楽を愛し、共鳴して下さった、たくさんの皆様に感謝します。そしてどうか、父のことを想って下さった時は、父の愛した音を聴いて下さい。それに勝る喜びはないと、息子として感じますし、また父も、はにかみながら『ありがとう』と言うだろうなと、勝手ながら思っています。そこに小澤征爾は、います。感謝」と、父が音楽を愛する人の心の中に生き続けると確信した。